こんな悩みを抱えていませんか?

  • 職場に嫌いな上司がいる
  • どうにもできず、つらいけど我慢している
  • 上司と合わなくて退職を検討している

 

この記事を読めば、「職場の嫌な上司をどうにかしたい」を解決できますよ!

 

あなたが部下であることを良いことに、無理難題、理不尽な要求をしてくる上司。どの職場にもいますよね〜。上司を選ぶことはできませんし、はずれ上司に当たってしまった場合は、運が悪かったと諦めるしかないのでしょうか?

 

いいえ、諦める必要はありません

 

この記事では、無茶苦茶な上司に当たってしまった経験のある私が実践した、有効な解決手段を解説します。皆さんがつらいのは本当によく分かりますが、抱え込んで何も行動しないと、どんどん悪化していくだけです。この記事を読んで、何かひとつでも行動してみてください!

 

【前提】嫌な上司に向き合う前に

他人を変えることはできない

残念なお知らせになりますが、まず大前提として、「他人を変えることはできない」という原則を理解しておきましょう。

 

なぜなら、だれしも「自分は正しく生きている」と考えているからです。特に上司に対して、部下である皆さんが「それ止めてください」「それ違いますよ」などと助言したところで、「おれのやり方を否定するのか!」となるわけですね。

 

皆さんも自分より明らかに下の人、例えば小学生に、自分に関する否定的なことを言われたらどう考えますか?街中で会った小学生に「なんでそんなことしてるの?」「あの人おかしい」って言われたらムカっとしません?親戚の子や友達の子など、ある程度の信頼関係があれば別でしょうけど、自分が信頼していない明らかに下の人の助言など、 基本的には聞き入れないはずです。

 

部下である皆さんだけで上司を変えることは、かなり難しいことです。

 

人を変えるためにできることは、「気づき」を促すところまで

他人を変えることができないのであれば、「なにもせずに諦めるのは正解か」と言うと、そうでもありません。他人を変えるためにできることは、「気づき」を促すことです。

 

人が変わるときは、「自分で気づいて→自分で納得して→自分で行動して」というように、すべて自分が主体となったときです。信頼関係のない人同士の場合、最初のステップの「気づき」を促すことまでしか、人を変えるためにできることはありません。

 

じゃあ、上司に「気づき」を促せばいいのか!というと、これもまた難しいです。なぜなら、対等な関係ではないからです。上司が部下に「気づき」を促す機会は、部下への指示や指導を通じていくらでもありますが、部下が上司に「気づき」を促す機会はそうはないはずです。うまく「気づき」のタネをセットできたとしても、気づかれないか、部下の皆さんがセットしたタネだと分かったら、深く考えずにスルーされる程度でしょう。

 

それじゃ「職場の嫌な上司をどうにかしたい」問題は解決できないじゃん!安心してください。これから解説する3ステップを読んでください。

 

まず初めにやってほしいのが、「嫌な上司を受け入れられるよう、皆さんの心の容量を広げること」です。それでも解決できないなら、逃げるのが最善です。逃げる前に、上司にひと泡吹かせるアイデアも解説します。

 

ステップ1:考え方を変えてみる

ステップ1として、考え方を変えて上司と向き合ってみてください。これまでと少し違う考え方をするだけで、ずいぶんとラクな気分になることがありますよ!

 

目安は1〜2週間です。1〜2週間続けてもダメなら、ステップ2に進んでください。

 

考え方1:「あの人は人間1回目なんだ」

他人を許せる考え方その1は、「あの人は人間1回目なんだ」です。どういうことかと言うと、「どうしようもない上司は、前世が人間ではなく、動物とか昆虫とかなんだ」と考えることです。

 

相手の気持ちを考えられる人は、前世で何回も人間に生まれ変わり続けていて、いまが何十回目の人間なんです。だから、前世で経験した人付き合いのコツがまだ少し残っていて、そのコツが活きているから、器の大きい人に見られるんです。

 

少し宗教じみてますが、仏教の輪廻転生(りんねてんしょう)という考え方です。私はこの考え方を島田紳助さんから聞きました。初めて聞いたとき、すごく納得した記憶があります。「そうか、あの人は人間1回目だから何も分かっていないんだ。そんな人に対して腹が立つのは当たり前だよな」

 

人間関係のことをしっかり考えられる皆さんは、きっと人間数十回目です。人間1回目の上司に対してそんなに神経質にならないで、人間数十回目の広い心で許してあげましょう。

 

考え方2:「なんか嫌なことあったんだな」

他人を許せる考え方その2は、「なんか嫌なことあったんだな」です。どういうことかと言うと、「あの人は、他の人には言えない悩みがストレスとなっていて、だから他人に対して無礼な態度を取るんだな」と考えてあげることです。

 

どんな人でも、人には言えない悩みを抱えているものです。例えば、「今朝は溺愛してる娘さんに、お父さんくさい!なんて言われたから、機嫌悪くなっちゃんたんかなぁ〜」なんてこともあるのかもしれません。こうして考えると、嫌な上司もかわいく見えてきません?

 

広い心を持つ皆さんであれば、「なんか嫌なことあったんだな」と、多少のことであれば他人を許してあげることもできるはずです。

 

ステップ2:闘う

自分の考え方を変えたぐらいじゃ耐えられない、どうしようもない上司もいるものです。そんなときは、逃げるコマンドを発動しましょう!つまり転職ですね。

 

でも、皆さんが逃げて、それで解決!って、おかしくないですか?悪いのは上司なのに、なぜ、皆さんが不利益だけを受けなければならないのでしょうか?逃げる前には、皆さんの利益になる行動を起こしてほしいです。

 

逃げる前にやってほしいこと、それは、闘うことです。

 

ステップ2-0:【準備】証拠を取る

闘うステップ2-0は、上司の行動の証拠を取ることです。次のステップ以降で第3者に上司の理不尽さを認めてもらうために必要になります。

 

証拠なしでも「こんなヒドイことされました」と訴えることも可能ですが、上司にシラを切られる可能性があるんです。証拠がないと、上司は「そんなことはやってない」「そんなことは言ってない」と言えますからね。

 

証拠を取るには、メールや録音などの方法がオススメです。例えば、明らかに理不尽な内容が書かれてメールを印刷しておけば証拠となります。あるいは、スマホ(録音アプリを起動)やボイスレコーダーを服のポケットやかばんの中に仕込んでおけば、音声データが証拠となります。

 

闘うには証拠が必要です。

 

ステップ2-1:職場の相談窓口に相談

闘うステップ2-1は、職場の相談窓口に相談することです。

 

あまり知られていないかもしれませんが、皆さんの職場にもハラスメント相談窓口が設置されている可能性が高いです。最近、法律でハラスメント相談窓口の設置が義務化されました(中小企業は努力義務)。

 

ただ、私の経験からして、職場の相談窓口から返ってくる返事は「注意しておきますね〜」とマニュアル対応です。他にも、精神科医のカウンセリングを勧められたりと、「自分で解決してね」というスタンスです。だから、相談だけで改善される可能性は限りなく低いです。

 

一方で、相談窓口への相談の手続きは比較的簡単です。相談窓口へ電話やメールだけで完了することなので。

 

まずはダメ元で職場の相談窓口に相談することをオススメします。

 

ステップ2-2:合法的に脅す

闘うステップ2-2は、合法的に脅すことです。つまり、「改善しないと、〇〇するぞ!」と脅すのです。

 

ただし、「〇〇するぞ!」の「〇〇」は合法的な範囲に留めてください。「改善しないと、放火するぞ!」「改善しないと、会社の情報をバラすぞ!」などは犯罪です。このような脅しはいけません。

 

合法的な範囲で有効なオススメの脅しは、「訴訟(裁判)するぞ!」「労働基準監督署に通報するぞ!」です。このような脅しが有効な理由は、会社は社会的な信用を失うのが怖いからです。裁判所や労働基準監督署の事案はマスコミに流れる可能性もあります。

 

合法的に脅して、会社に解決を促しましょう。

 

ステップ2-3:訴訟を起こす

闘うステップ2-3は、訴訟を起こすことです。つまり裁判をするということです。

 

裁判をするとなると、とてつもなく大変なことのように思えますが、意外と簡単です。しかも皆さんに慰謝料という利益が舞い降りてくる可能性が高いです。過去の例でも数十万円をもらっている人もゴロゴロいます(「パワハラ 慰謝料 相場」で検索)。

 

裁判をするのに一番早いのは、弁護士さんに依頼することです。一方で、弁護士さんへの報酬も必要になります。初回相談は無料でやってくれる弁護士さんもいますので、一度相談されてみることをオススメします。

 

また、弁護士さんなしでも、皆さんが自分で裁判することもできます。最近は、自分で裁判した体験談をネット上で公開してくれている人が多いです。私も他の人の裁判の体験談を見て、自分で裁判しました。ざっくりと説明すると、上司の行為がどの法律に違反するのかを調べて、訴状(裁判所に提出する書類)に書いて、証拠を添えて裁判所に提出するだけです。

 

訴訟(裁判)を起こして、皆さんが受けた不利益を取り戻しましょう!

 

ステップ3:逃げる

闘うステップを解説しましたが、闘うデメリットは、職場にいずらくなることです。闘いを終えたら逃げましょう。

 

そもそも闘うステップは、皆さんだけが損だけを引き受けて終わりにされることを避けるためです。本来の目的の「逃げ」を実行しましょう。

 

まとめ:愚痴を言うのを卒業して、行動しよう

以上、「職場の上司をどうにかしたい」を解決する3ステップを解説しました。

 

復習のために、解説した3つのステップをおさらいしておきましょう!

 

「職場の嫌な上司をどうにかしたい」を解決する3ステップ

  • ステップ1:考え方を変えてみる
  • ステップ2:闘う
  • ステップ3:逃げる

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!この記事が少しでも皆さんの役に立ち、人間関係の悩みが少なくなれば嬉しいです!

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